2013年07月04日
「しろたまり」って、ちょっぴり甘い
「麦刈りの日が晴れますように」
しろたまり仕込蔵前につるされた巨大てるてる坊主。
2013年3月に開催された「白しょうゆええじゃないか祭」のご縁で、日東醸造さんの足助仕込蔵の見学イベントに参加してきました。水と地元国産麦にこだわるこちら、豊田市郊外の足助・大多賀地区にこだわりの醸造蔵を構えて、昔ながらの製法で醸造。当日は、麦刈り体験イベントも実施。
【写真】醸造所前の麦畑
日東醸造の足助仕込蔵では、普段白たまりの原材料として使われる麦の生育にも実際に取り組み、その年の気候とともに、現地で白たまり・足助仕込に取り組まれています。
醸造蔵は、元々小学校だった校舎を借受、1階にて大きな仕込み樽が所せましと並んでいます。国産麦だけからつくられた樽から出したばかりの生醤油(白たまり)は、琥珀色でほんのり甘味のあるやさしい味、これをまた改めて工場で整えて、出荷されるとのこと。
仕込樽は、昔ながらの杉製。最近では、樽を作る竹タガを直す職人さんが居ないため、新しい樽はどうしても金属タガで絞めているそうで、世の中便利になった反面、失われて置き換わっていく技術もあるのかとなと感じます。
愛知県内とはいえ、冬場は、雪も積もる場所。どうしても仕込みの期間が長くなるので冬に仕込んで春の訪れとともに出来上がる白たまりは、ちょっと感慨深いものがあるかも。そんな四季の移ろいを感じつつ、都会の喧騒から離れたこちらでは、ゆっくりゆっくりとした時間の中で、美味しい白たまりが今も校舎のゆりかごの中でのんびり育っています。手元に届く1本の白たまりもまた、そんな時間を経て、愛知県内のそれぞれの台所で活躍しているかも。
【関連情報】
・日東醸造
-同・足助仕込蔵
日東醸造の足助仕込蔵では、普段白たまりの原材料として使われる麦の生育にも実際に取り組み、その年の気候とともに、現地で白たまり・足助仕込に取り組まれています。
醸造蔵は、元々小学校だった校舎を借受、1階にて大きな仕込み樽が所せましと並んでいます。国産麦だけからつくられた樽から出したばかりの生醤油(白たまり)は、琥珀色でほんのり甘味のあるやさしい味、これをまた改めて工場で整えて、出荷されるとのこと。
仕込樽は、昔ながらの杉製。最近では、樽を作る竹タガを直す職人さんが居ないため、新しい樽はどうしても金属タガで絞めているそうで、世の中便利になった反面、失われて置き換わっていく技術もあるのかとなと感じます。
愛知県内とはいえ、冬場は、雪も積もる場所。どうしても仕込みの期間が長くなるので冬に仕込んで春の訪れとともに出来上がる白たまりは、ちょっと感慨深いものがあるかも。そんな四季の移ろいを感じつつ、都会の喧騒から離れたこちらでは、ゆっくりゆっくりとした時間の中で、美味しい白たまりが今も校舎のゆりかごの中でのんびり育っています。手元に届く1本の白たまりもまた、そんな時間を経て、愛知県内のそれぞれの台所で活躍しているかも。
【関連情報】
・日東醸造
-同・足助仕込蔵