2016年08月14日
【C90レポ】コミケ雲、観測ならず
写真 C90西地区企業ブース
西地区では、発生しにくいのですが、今回企業ブースが配置された関係か、参加者も多く、うっすらと靄がかかった
関連「コミケ雲」元記事(2004年7月29日)
ちょっと遊びで、この記事を書いてから、早くも12年ほど経ったわけですが、まず、その後に再観測されると思っていなかったこと、これだけ、コミケ参加時に注目されるネタになるとは、ついぞ思わず・・・ いや、ほんとに都市伝説的な扱いに近いものです。
自分が、ボランティアやサークルとして現役で参加していた有明移転直後、これだけ天井が高くて広い会場では、旧晴海会場のように蒸し暑い思いはしないだろうと周りのみんなで思っていたのですが・・・ どうしてどうおして、参加者の熱気と夏場の蒸し暑さが合い重なって、天井付近で、もやが発生することを改めて目撃することに
実際のところ、発生する環境は2種類あり・・・
(1)コミケ会期前に、元から蒸し暑い状況が続いた後、天井付近のエアコンが入ると、その吹き出し口から、もやや水滴が落ちてくる(俗にいう「雨」という現象)
移転当時は、落水する場所に、サークルが配置されることは、まれだったんですが・・・ もし、発生しやすい環境時には、床に水滴が落ちる場所ができるので、分かりやすいと思います。
(2)急激な天候変化による靄の発生
会期中前日の雨天後、湿気を含んだ冷たい空気が館内に滞留
ここに翌日、蒸し暑いまま温度が上がると、吹き込んだ湿った暖かい空気と館内の湿った空気の境目に靄が発生 また、エアコンから吹き出す靄が天井付近に滞留しやすい環境が整って、コミケ雲が発生
と、この条件が整うことが、4〜5年に1度あるかないかの為、非常に珍しい目撃しにくい現象になっています。
今回、自分が、午前・午後に東館を巡回してみましたが、一番目撃しやすい、エアコンの吹き出し口からのコミケ雲は、観測できませんでした。
ここの部分から靄が噴出し始めている時は、コミケ雲が発生しやすい状況なので、参加された際、気晴らしにチェックしてもらえると、目撃できるかもしれません。
なお、「コミケ雲」が発生しやすい環境時は、大変蒸し暑いので、あまり歓迎されない天候状況ということも付記しておきます
【写真下】東館天井付近に設置されたエアコンの冷気吹き出し口
館内が湿気が多い時、ここの吹き出し部分から靄(コミケ雲)や水滴(雨)が落ちるので、分かりやすいチェックポイントです。