名古屋・大須電波ニュース（大須Blog）

「１００人の1歩が世界を変える」
１人１人の意識改革を熱く要望する小泉環境相
　今回のイベントでは、全国8か所での海ゴミゼロ同時開催会場と中継オンラインで結びそれぞれの取り組みや活動状況のアピール。天候やコロナの影響で開催が中止になった会場も。主会場となった東京タワー会場では、日本財団会長笹川陽平氏が、人気作品ワンピースの主人公19歳ルフィーに扮して登壇。

【日本財団会長笹川陽平氏よりメッセージ】
私は海で生活しているから母なる海のね
声が聞こえるんです
日本では母なる海っていうでしょ
海はお母さんなんです　人類や生き物の
そのお母さんがね　嘆いているんです
　このままじゃね　ルフィ。海がダメになったら
　いずれ地球で生きている人間もダメになるよ　と
　早く海をきれいにしてくれないと魚も増えていかないし
　環境も悪くなってきて日本にも台風がたくさん来ているでしょ
　海の温度が上がると　1度違うとさかながみんな居所を失って
　北へ北へと行くんだよ
　海老やカニや貝類も植物性のプランクトンがいなくなっちゃって
　日本でもあと20年か30年でお寿司のネタがなくなるよ
　早くなんとかルフィーしなさい
こういう海のお母さんの声を聴いて私たちはこれから海をゴミをゼロにする
特に日本が中心になって世界の模範を示そう

と、作中世界から、全国の参加者に、海ゴミを減らす取組み参加を呼びかけた。

　この後、登壇した小泉進次郎環境相からは、自民党総裁選挙の影響でコスプレ参加が出来なかったことへのお詫びと、居住地・横須賀市・猿島等各所がコスプレ人気スポットであることの紹介
昨年2019年に採択された日本が世界とともに取組む、海へのプラスチックごみ汚染を止める「大阪ブルーオーシャンビジョン」の参加国が20か国から86か国に増えたことの報告。2050年までに、これ以上ゴミを海に流さない目標の中で、1人１人が、生活意識を変えて、楽しみながらゴミを減らす取組みをしようと呼びかけました。

【小泉進次郎環境相メッセージ】
僕から伝えたい一言は、1人の百歩より百人の1歩
この言葉です
世界中で気候変動の取組みが進められているなかで
スウェーデンのグレタさんで、１人でもものすごいメッセージ力もっている人がいます
　もし、グレタさんは１人で百歩歩める人かもしれない
だけど、今日のコスプレイヤーさんと海ゴミのイベントは、100人が1歩を全国でやっている取り組みだと思います
私はそれはすごい大切なことだと思っていて、この海ゴミのことも　瀬戸内のみなさんでしたかね　「自分事化プロジェクト」そういう言葉がありました
私が自分事になるのは、生まれ育った横須賀の街とプラスチックごみのつながりと日本の気候変動を受ける将来は私の中でイメージとしてつながってこのままいくと30年後の海の中は、魚の重さよりプラスチックごみの重さの方が重くなる
そんな将来を横須賀の海って考えられないなって思うし　このまま気候変動が進み続けるとなんと今世紀中に、日本の9割の砂浜が無くなるといわれているんですよ
今日、沖縄のみなさんもいますけど
沖縄に行って9割の砂浜が無いって想像つかないですよね
私も地元の横須賀の砂浜が9割無くなるって思ったら、そんな未来を次の世代に残すわけにはいかないって思います
そんな自分事にどのアプローチからどの角度からだったら、自分事になるのかは、１人それぞれ違うもしれませんが、何か自分の中で、そういったものを見つけてくれたらうれしいです。これからみんなで１人の百歩より100人の1歩
今日はまさにその表れが北海道から沖縄までと思うので、みんなで1歩ずついきましょう
ありがとうございました

　キックオフステージの後、昨年2019年時のイベント同様、参加者は東京タワー周辺にて、清掃ボランティア活動を展開。午前中強かった雨も午後には止み、清掃活動の後は、全国各地から集まったコスプレイヤーが挨拶を交わし、記念撮影を楽しむ姿も。
　1人１人の環境問題を取り組む中で、楽しみながら意識改革する・ごみを減らすという課題で、東京会場では、1つのモデルケースになったのではないかと感じられます【了】

【関連情報】
・日本財団「秋の海ゴミゼロウィーク」
　2020/09/12(土)〜09/19(土)
・コスプレde海ゴミゼロ作戦!!2020

・コスプレで海ゴミゼロアワード
　-同・日本財団アワード受賞団体発表情報

外務省「大阪ブルー・オーシャン・ビジョン実現のための 日本の「マリーン（MARINE）・イニシアティブ」
環境省「G20資源効率性対話・G20海洋プラスチックごみ対策実施枠組フォローアップ会合の結果について」