2024年08月07日
【WCS2024】国際シンポジウム
有識者による学術面から、日本のJPOPカルチャーを検証する発表会「世界コスプレサミット2024国際シンポジウム」が、2024年8月4日愛知芸術文化センターにて開催。
今回は、アニメ・漫画による意識向上効果・精神治療についての専門医師からの発表・クリエータサイドからの作品演出と治療用作品への製作の可能性を探るパネルデスカッション
学術面から見た、異性装コスの男女の違い、日本のBL/やおい文化の世界への伝搬と各国での意識の違いについて発表がありました。
趣旨説明
「ポップカルチャーの世界的広がりと社会における役割の変化」
中村 仁(跡見学園女子大学観光コミュニティ学部教授)
【クリエイションパネル】
「ポップカルチャーで心を癒す「アニメ療法」とは」
パントー・フランチェスコ(精神科医・作家)
アニメ作品による精神治療の可能性について論じられました。海外ではすでに、映画療法/読書療法という手法あり、共通のなやみに出会うことで問題の整理ができる、悲劇作品の出会いによる感情の浄化効果もとのこと。
【パネルディスカッション】
「エンタメと心のウェルネスが作る未来のかたち」
パントー・フランチェスコ(精神科医・作家)
諏訪 道彦(大阪芸術大学芸術計画学科教授)
ヨコオタロウ(ゲームクリエイター)
アニメ・ゲーム作品による感情の浄化(特に悲劇作品)について、パンドー医師が質問する形で、クリエーターサイドの諏訪氏・ヨコオ氏に対しての代表作の演出や作品のテーマについて、意識した制作をされているかについての質問と、治療効果のあるアニメやゲーム制作の可能性の模索について議論がされました。諏訪氏・ヨコオ氏の回答的に制作・受け手の人気効果を意識した制作はこれまであったが、今回の「治療」を意識した作品作りに、制作側の掲載費用が見込まれるかはわからないとの回答。特に今回話題となった「意識の浄化が見込まれる悲劇的作品」について、これまで印象深い作品は何かありますか? との質問に、パンドー氏(新世紀エヴァンゲリオン)諏訪氏(犬夜叉) ヨコオ氏(ほたるの墓)が取り上げられ、ヨコオ氏からは、自分のシナリオでは、悲劇印象が強すぎて見返すことができない。もっとソフトな悲劇作品作りを意識しているとの回答
【アカデミックパネル】
「2.5次元文化におけるコスプレ」
須川亜紀子(横浜国立大学大学院都市イノベーション研究院教授)
男・女の異性装の目的意識の違い。作品感の中での異性装、社会生活環境での受け入れ状況についての調査研究報告。
「世界のBLイベントとLGBTQ」藤本由香里と科研費プロジェクト
藤本由香里(明治大学国際日本学部教授)
日本から発信された女性ジャンルBL/やおい文化イベントが世界にどう伝搬したか、各国でのLGBTQ的な意識の違いや政治・社会運動的な活動が日本と違いイベントの中で活発に行われている様子の調査報告。
「ポップカルチャーの世界的広がりと社会における役割の変化」
中村 仁(跡見学園女子大学観光コミュニティ学部教授)
【クリエイションパネル】
「ポップカルチャーで心を癒す「アニメ療法」とは」
パントー・フランチェスコ(精神科医・作家)
アニメ作品による精神治療の可能性について論じられました。海外ではすでに、映画療法/読書療法という手法あり、共通のなやみに出会うことで問題の整理ができる、悲劇作品の出会いによる感情の浄化効果もとのこと。
【パネルディスカッション】
「エンタメと心のウェルネスが作る未来のかたち」
パントー・フランチェスコ(精神科医・作家)
諏訪 道彦(大阪芸術大学芸術計画学科教授)
ヨコオタロウ(ゲームクリエイター)
アニメ・ゲーム作品による感情の浄化(特に悲劇作品)について、パンドー医師が質問する形で、クリエーターサイドの諏訪氏・ヨコオ氏に対しての代表作の演出や作品のテーマについて、意識した制作をされているかについての質問と、治療効果のあるアニメやゲーム制作の可能性の模索について議論がされました。諏訪氏・ヨコオ氏の回答的に制作・受け手の人気効果を意識した制作はこれまであったが、今回の「治療」を意識した作品作りに、制作側の掲載費用が見込まれるかはわからないとの回答。特に今回話題となった「意識の浄化が見込まれる悲劇的作品」について、これまで印象深い作品は何かありますか? との質問に、パンドー氏(新世紀エヴァンゲリオン)諏訪氏(犬夜叉) ヨコオ氏(ほたるの墓)が取り上げられ、ヨコオ氏からは、自分のシナリオでは、悲劇印象が強すぎて見返すことができない。もっとソフトな悲劇作品作りを意識しているとの回答
【アカデミックパネル】
「2.5次元文化におけるコスプレ」
須川亜紀子(横浜国立大学大学院都市イノベーション研究院教授)
男・女の異性装の目的意識の違い。作品感の中での異性装、社会生活環境での受け入れ状況についての調査研究報告。
「世界のBLイベントとLGBTQ」藤本由香里と科研費プロジェクト
藤本由香里(明治大学国際日本学部教授)
日本から発信された女性ジャンルBL/やおい文化イベントが世界にどう伝搬したか、各国でのLGBTQ的な意識の違いや政治・社会運動的な活動が日本と違いイベントの中で活発に行われている様子の調査報告。